ボテキン節気綴り

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二十四節気最後の節気、大寒。
寒さが一番厳しい頃ですが、木の芽は春に向けてふくらみ、いち早く春を迎える準備をしています。

早いもので一年一巡り、二十四節気七十二候も大寒をもって終了です。
一年間、誠に有り難うございました。

二十四節気の区切りは、農作業の目安となります
二十四節気七十二候の中で、海に関する言葉は一つも出て来ません。
このことからも、いかに日本人が農耕と深い関わりのある民族であることが分かります

誰が考えたものか、七十二候の美しい言葉は心を打たれます。
自然に対する観察眼、枯れていくものや朽ちていくものに対しても
動植物にも愛情を持って、季節の営みを暦に託した日本人。
四季がはっきりある国に生まれ、水の豊富な国に生まれて良かったと思います。

これをきっかけに和文化に誇りを持ち、
堂々と和の世界を表現し、
日本の文化と共に生きていきたいと思います。

旧暦と、月の暦で暮らそう。

※掲載の俳句は改訂版ホトトギス季寄せ 稲畑汀子編より
俳号 十字雀(むしもちすずめ)除く

「ボテキン節気綴り」24大寒 2019.1.20発行
制作/高森春恵




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