Vol.71 小正月のまゆ玉飾り
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松の内もあっという間に過ぎ、鏡開きも過ぎ・・・
以前から気になっていた小正月の行事の飾りを飾ってみました。
多屋商店のまゆ玉セットです。紙が入っていて、まゆ玉の作り方が書いてあります。手書き。
手順通りに作ってみるとこのようになりました。
丸いまゆ玉は半円形になっていて、湿ったタオルの上に置いておくと餅米が水に溶けてくるので、
半紙を細く切った紙を挟んで接着します。
蕪は根が張るように枝の根本の方に、ちょうちんは見通しが明るいように枝の先の方に吊します。
まゆ玉は、地方によっていろいろな呼び方があります。
稲作の盛んな所では餅花、養蚕の盛んな所ではまゆ玉と呼ぶことが多いそうです。
まゆ玉が、めーだま、舞玉、木綿玉、ものつくり、さげもん・・・
お盆の時期にまゆ玉のような飾りを下げる地方もあります。
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まゆ玉をゲットしたものの、この辺りでは枝を探すのが一苦労です。
サンゴミズキの枝を買って来て玄関に吊してみました。
枝の吊し方もわりと難しいです。
飾りを吊り下げるのは楽しいです。クリスマスツリーより楽しいかな・・・?
出来上がると、すごく日本の行事っぽくて新鮮です。
家が一気に古民家っぽい雰囲気に・・・
不思議とまゆ玉のまわりが暖かく感じます。
なるほど、小正月の行事が雪深い国に根付いているのもうなずけます。
この派手な色合いにも意味が込められているんですね。
※残念ながら多屋商店さんは2018年1月に閉店されました
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「ボテキンパラダイスかわら版」
Vol.71 2014.1.15発行
制作/高森春恵
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