Vol.89 レトロカラー大行進
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こうして揃うと、派手ですね〜。
こういう色って駄菓子屋さんで見かけます。着色料赤色3号〜!っていう色です。
アンティーク着物のはぎれセットなんかで見かけます。銘仙〜!ていう色です。
でも、いいんですよね、この濃くてディープな色合いが。
わが家・ボテキンパウスの建具は濃ピンクです。
しかも、濃ピンクに水色の補色をアクセントに効かせています。
えっ?と思われるかも知れませんが、この色があるおかげで、
家の中が、楽しく遊びにあふれた世界になってくれています。(Vol.8ボテキンパウス参照)
小さい頃、近所の小児科に連れて行かれた時、医院の棚にあった薬瓶、
ピンクに着色されたシロップ状の飲み薬の色ばかりを見つめていた子供でした。
幼稚園のかけっこで、五等(たぶん最下位)の子供は濃いピンクのリボンを胸につけてもらえるので、
そのリボン欲しさにわざと遅く走りました。
たぶん一等は赤、二等は黄色、三等は青、四等は緑・・・か何かだったのでしょう、
五等は何色にするか困って、ピンクにしたのだと思います。
実は昔から、自分でも気付かずにレトロカラー筆頭色の虜になっていたのかも知れません。
気が付くと、身の回りの商品からビビッドな色が消えて無くなって、
着るものなんかも、ナチュラルカラーでほとんどワンパターンになり、
車も、白や限りなく白に近いシルバーニュアンスの色ばかりになってしまいました。
これからの時代は、少し色で遊ぶという遊び心が必要じゃないかと思います。
「ボテキンパラダイスかわら版」
Vol.89 2014.10.20発行
制作/高森春恵
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