054 いたこ髷<島田系>

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姉様新シリーズ「江戸姉様結髪100選」



「江戸姉様結髪百選」

いたこ髷

いたこというのは、神仏や死者の霊を自分に乗り移らせて、その言葉を人々に伝えるとされる巫女。
青森県に今も存在します。目の不自由な女性が修行をして生業としてきたため、
瞽女(ごぜ)などとともに、収入を得る救済措置のように考えられていたともされています。
沖縄のユタ、モンゴルのシャーマンなどに近い存在。


いたこ髷は、髪に油を付けないで結う低い島田髷で、 アクセサリーも一切付けず地味な髪型です。
神に仕える者として着飾らない、という決まりがあったのでしょう。

下の絵は梓巫女(あずさみこ)が、亡くなった人の口寄せ(魂を呼び寄せ言葉を伝える)をしているところ
依頼した遺族が泣きながら言葉に聞き入っています

『百人女郎品定西川祐信(すけのぶ)(1671 ~1750)

 
(出展 コトバンク)

↓浮世絵の市子(いちこ)
黒い帯を前結びにし、外法箱に弓を入れて風呂敷で包んで持ち歩いている

  
左 歌川国貞画《『花容女職人鑑』より「いちこ」》1831年、アムステルダム国立美術館蔵
中央 歌川広重画《狂歌本『倭人物』より「梓神子」》1855-60年頃、大英博物館蔵
右 歌川豊国画《『絵本時世粧』より「いちこ」》1802年、メトロポリタン美術館蔵
https://pankisa.ti-da.net/ (具志堅要様のブログより)

ただし、こうした諸国をめぐりながら巫女行をする女の中には、歩き巫女といって、
遊芸の門付け(物乞い)や売春などを行って収入を得ていた者もあった。

『巫女が調律的リズミカルに唱える呪言は、浪花節のように面白く愉快に耳に響いたものである。』
『概して年若の美人であって旁ら売笑を兼ねていた』
『常陸の持方で聞いた話によると、巫女の呪言は明治初期の軍歌を聴くようで、誠に勇壮であった。』
『巫女の呪言の文句も、調律も、その流儀により、元より一様ではない』
参考 日本巫女史(巫研 Docs Wiki )


  

  

島田髷、まだまだ続きます

ほとんど見た目はあまり区別がつかなくても、
飾りの種類や江戸と上方で呼び方が違ったりする島田髷は無数にあります。
次回もお楽しみに!

参考資料

日本服飾史 https://costume.iz2.or.jp/
風俗博物館 https://www.iz2.or.jp/
江戸の日本髪 https://www.edononihongami.com/
ポーラ文化研究所 https://www.cosmetic-culture.po-holdings.co.jp/
日本髪の歴史 https://www7a.biglobe.ne.jp/~ee-kimono/kami.html
国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/ja/
文化遺産オンライン https://bunka.nii.ac.jp/
文化デジタルライブラリー https://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/
かぶきびと 
https://www.kabuki-bito.jp/
美・日本髪 Nihongami from Japan 林照乃 作品集 https://nihongami.blogspot.com/
さがユウの平々凡々ブログ 御台所の髪型一覧(大奥豆知識)より https://ameblo.jp/sagarasousi/entry-12703260647.html
メタボンのブログ https://ameblo.jp/1480sn/
悠々自適な歴史ブログ 
https://oliveblogolive.com/
時代や http://jidaiya-kyoto.com/
山田かつら https://yamada-katsura.com/
地かつら老田 http://nihongami.net/
有限会社太陽かつら店 http://www.taiyokatsura.jp/taiyokatsura2.html
加納屋楽屋口「日本髪図鑑https://kanoh.tokyo/nihon/style/style.html
Wikipedia

参考文献

日本髪型 伝統の美 櫛まつり作品集 京都美容文化クラブ(平成13年(2001年)6月・2刷)
江戸結髪史 金沢康隆著 青蛙房刊(昭和46年(1971年)4月2刷)

日本結髪278種 廣瀬辰五郎著 主婦と生活社
結髪全集 人形美術協会

 

2026.05.15

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