07 鶴岡姉様(山形県)

鶴岡姉様に挑戦です!!
鶴岡、酒田、山形には下記のような姉様が残されており、あまり差はなく区別が付きません
鶴岡姉様は強いて言えば、頭の飾りがやや小ぶりで、着物の衣装を着ているということでしょうか?
独特の輪郭はとても難しいです
厚紙に布を貼り付けて作るものです
頭は、現在は新聞紙を巻き皺めたものにカシューを塗って仕上げています
昔は墨と膠で塗り固めたそうです
私は、新聞紙でうまく作れなかったので黒和紙で作りました。
少し古い感じを出したかったので艶はつけないでそのままにしました。

写真左:日本郷土人形研究会発行「姉様」より鶴岡姉様
写真右:今でも販売されている「庄内姉様(太田正子さん作)」

 

↓鶴岡市の荘内神社宝物殿の雛人形の展示(2014年)より
一緒に飾られていた姉様人形はやはり裾の長い布の着物タイプ
※画像出典 近ちゃんギャラリー www.von.mydns.jp/nikon-D90

とても味がありますね
それにしてもみんな顔描くの上手いな〜と思います
現在は、山形県致道博物館内にある、姉様人形保存会の方々が制作されています
それにしても、この吸い込まれるような不思議な表情は一体どうやって生まれたのでしょうか?
微笑んでいるような、少し愁いを帯びたまなざしが、どこか夢の世界か遠くを見ているようです

2020.03.14

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