30 横浜の姉様(神奈川県)

東海道を下り、東京の次は神奈川県にやって来ました
横浜の姉様が登場です

神奈川の姉様はほとんど記録がなく、資料もあまりありません
神奈川県で唯一あった資料が、横浜と逗子
そのうち横浜の姉様がこちら
↓日本京人形研究会『姉様』より神奈川・横浜の姉様

ご覧の通り、面白い姉様に遭遇です
個性的なこの顔、何とも言えません・・・千葉をしのぐシュールな姉様
びんたぼに顔を描いた紙を巻き込むのは、千葉と同じ方式
もしかしたら千葉と神奈川は、海を通じて文化がつながっていたに違いありません

とにかく、頑張って人形ふうに作ろうとしたのだと思います
丸めた大小のびんたぼを重ねただけの髪型、無理矢理差し込んだ前櫛(水平になってしまっている)、
厚紙の胴体をそのまま差し込んだ首、 ぐっとくつろげた襟合わせ、しかも赤い半襟

私にはどう見ても襦袢で懐手をしているように見えます

 

なので、襦袢姿で懐手に腕組みをしている下級娼婦という設定
テーマは「襦袢の姐さん」に決定
襦袢ぽい薄手の折り紙は海辺らしくタコの柄。帯は細くして着物下の伊達締めっぽく
髪型の後ろはどうなっているか分からないので、想像で作りました
あまりきらびやかにせず、わざと安っぽく古ぼけた感じに



どうしても顔の表情がうまく真似できないので、見本をスキャンして加工したものを使用しました
横向きの鼻の穴付きリアル顔は、まさに姉様界の異端児であります
写真では分からなかったのですが、↓ピンクのアイシャドーとあごの輪郭影がありました
口紅もローズだし、やはりハマの姉様は西洋風の流行の先取りをしていたのか・・・?

世の中には、まだまだ隠れた姉様があるはずです
見つけ次第、確保します

 

2020.10.01

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