85 きびがら特集 阿蘇とうきび人形(熊本県)


 

日本の小さな姉様たちは、きびがら姉様の特集をお届けします
全国にきびがら(トウモロコシの皮)で作った姉様はたくさんあったと思います
夏にたくさん収穫されるトウモロコシ、その皮を利用したものは海外にもあります
コーンハスクドールや、皮に具を包んで蒸すメキシコ料理、
馬産地の青森県十和田市では、飼育用のトウモロコシの皮を裂いて紐状にしスリッパを編みました

きびがら姉様特集のトリを飾るのは熊本県
くまモンの登場です〜

「阿蘇とうきび人形」
阿蘇山や、雄大な自然、歴史、温泉、美味しい食べ物・・・憧れの観光地ですね

阿蘇とうきび人形と検索すると、ヤフオクなどでよく出てきます
お土産品として結構出回っていたのでしょう

↓阿蘇とうきび人形。の参考資料

いろいろなとうきび人形があります
裾が開いて裾回しや比翼に赤が用いられているもの、髪の毛がついている人形風のもの・・・
阿蘇とうきび人形の特徴は全身きびがらで作られていることです
丹念に三つ編みした帯締めなど、細部まできびがらです

※画像出典 写真左 日本全国郷土玩具バーチャルミュージアム 草の根工房菜根庵:民芸館・熊本県編
※画像出典 写真右 武蔵野美術大学美術館・図書館 民族資料データベース

阿蘇神社の門前町である一の宮町は、とうもろこしの産地としても知られています。
そのとうもろこしで「とうきび人形」を迫(はざま)幸七さん、しづえ夫妻が作っていて、弟子も15人ほどかかえていられるそうです。
 迫さんの作るとうきび人形は、各地に見られる同種の人形とは一味違っています。
頭はもちろんのこと、着物から足の先まで、すべて、とうもろこし製で、皮だけでなく芯の部分も、先の茶色の毛も、すべてが素材となっています。
(日本全国郷土玩具バーチャルミュージアム:民芸館・熊本県編より)

 

↓胴体にトウモロコシの芯が使われているとうきび人形
※画像出典 三日堂

↓遠山一男コレクションの阿蘇とうきび人形

トウモロコシの芯まで使ったものがあるとは知りませんでした!
芯のトウモロコシの下の方に粒が残っていてすごいです(腐らないのか不思議です)
芯は均一にきれいに削ったんでしょうね
ねんねこ半纏の幅を確保出来る幅の広いトウモロコシの皮があることがすごい

 
※日本土鈴館にて撮影

↓QUOカードではない、テレホンカードではない、
JRのオレンジカード(そういえば昔あったような)のデザインになっているとうきび人形
民芸品としてメジャーだったんですね


※画像出典 ヤフオク出品画像 hocuspocus4343

↓私が作った阿蘇とうきび人形

あまり上手く出来ていません・・・m(_ _)m
一番難しいのは下半身(裾)
裾つぼまりに沿って巻くと、トウモロコシの繊維が斜めになってしまい上手く巻けないのです
トウモロコシの皮が薄いのでシャキッとしない
見本を見ると、トウモロコシの皮が固くて厚みもあってしっかりしているように見えるのです
限りある市販のトウモロコシ材料で何とかやってみましたが、品質の違いは明らか
胴体に厚紙で土台を作っているのかなぁ・・・?

 

  

↓とうきび人形に関する古い記事を見つけました
広報くまもと 昭和39年(1964年)10月号

「新産業風土記」に阿蘇とうきび人形の記事
https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/1/3684.html

「気に入らねばこわしてしまう」というのがなかなかの徹底ぶり
これだけの完成度なので、かなり厳しい検品だったと思われます
それだけ材料いっぱいあったとは羨ましい限り

 長らくに渡ってお送りしたきびがら姉様特集、ありがとうございました
全国には数え切れないきびがら姉様があったと思います
まだ目にしていないきびがら姉様も必ずどこかに存在しているに違いありません

いつか見つけたら即!救出したいと思います!




※参考資料

日本全国郷土玩具バーチャルミュージアム
武蔵野美術大学美術館・図書館 民族資料データベース  

日本土鈴館

熊本県公式ホームページ
熊本県公式観光サイト「もっと、もーっと!くまもっと。」
アメーバブログ「Issaay's Essay」 by Kazuo Yoshioka 旅の記念品19
三日堂
hocuspocus4343


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2022.11.15


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