ボテキン節気綴り

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節分が大晦日で立春がお正月・・・立春に正月飾りをした時代もあったそうです。
それと、節句と実際の季節がずれているのは何故でしょう?
まだ冬の最中になぜ立春?「暦の上では春ですが」などとよく使われますが、これは旧暦と約一ヶ月ほどズレがあるためです。
新暦が取り入れられるとき、日付の数字優先でそのまま当てはめられてしまったのです。
ちなみに、2018年の節句は新暦→旧暦だと以下のようになります

3月3日桃の節句→4月18日
5月5日端午の節句→6月18日
7月7日七夕の節句→8月17日
9月9日重陽の節句→10月17日

これを考えると季節感と合ってきますね。
旧暦を現代の暦に用いるのは実際の季節感にそぐわないという批判もありますが、
雛祭りを3月3日ではなく、旧暦の4月に行う地域は今でもたくさんあります。
もっと旧暦を大事にしてもよいのではないかと思います。
月の暦で暮らしていた頃を思い出して。

※掲載の俳句は改訂版ホトトギス季寄せ 稲畑汀子編より
俳号 十字雀(むしもちすずめ)除く

「ボテキン節気綴り」01立春2018.2.4発行
制作/高森春恵




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