Vol.44 花のお江戸の菊祭り

編集後記

南北朝時代(485年)創建、学問の神様といわれる菅原道真を祀る湯島天満宮(通称湯島天神)。
徳川家康が江戸城に入ってから徳川家の崇敬を受け、学者、文人なども多く訪れた。
富くじなどの興行が盛んになり、江戸庶民に親しまれた。
権現造りの社殿は、老朽化のため平成7年に純木造で再建された。
加賀梅鉢紋の紳紋にちなみ梅の名所として知られるが、11月に身頃を迎える秋の菊祭りも有名。

この辺りは、江戸情緒の名残が街の各所に見られます。
ビルが立ち並ぶ景観ですが、ところどころに古い店舗が残り、今も昔ながらの品が売られています。

ガス灯
かつて境内には5基のガス灯があり、文明開化の象徴として街を照らしていましたが、
そのうち電気に取って代わられ撤去されてしまいました。
これは東京ガスの協力により屋外に設置されている貴重なガス灯。
昼間は見えにくいが、よく見るとちゃんとガスの火が点灯しています。
点灯するガス灯は、都内で唯一のもだそうです。

  

湯島駅方面の入り口の階段
左は急な「男坂」、右は傾斜が緩やかな「女坂」

撮影日 2012.11.17 湯島天神

菊祭りデータ
第34回湯島天神菊祭り 平成24年11月1日〜11月23日
大河ドラマ「平清盛」テーマの菊人形・千本桜・大懸崖、盆庭、古典菊などの役2千株を展示。
期間中は、出店、猿回し、文京区ガイドツアーなどの催しで盛り上がります。

湯島天神公式サイト http://www.yushimatenjin.or.jp/

 

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「ボテキンパラダイスかわら版」
Vol.44 2012.11.17発行
制作/高森春恵
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