Vol.58 半夏の頃

編集後記

2013年の半夏生は7月2日。
かわら版7月1日号はテーマをハンゲショウと決め、ハンゲショウの開花状況を調査。
京都のお寺や、都内では後楽園の植物園、横浜の三渓園などで栽培されているようです。
千葉県内では、清水公園、房総の村などで満開とのこと。
清水公園はガーデン仕様なので、自然に近い生え方をしているのは房総の村ではないかと推測して行ってみました。

房総の村は、自然エリア、田んぼエリア、建造物移築エリア、古墳エリア、博物館など、広大な公園です。
時代劇のロケが出来そうな、商家の町並みや武家屋敷などもあります。

広くはありませんが、ハンゲショウの群生地を発見。

念願のハンゲショウに会えました。
小さい頃から図鑑で見て、ずっと気になっていた植物です。

山でよく見かけるのはマタタビです。ハンゲショウと同じように新葉が白くなります。
これを見ると、もうすぐ夏が来るなぁ〜と思います。


画像提供:Wikipedia

その他、いろいろな植物。
梅雨時ならではの、いろいろな植物を見つけました。
ザクロの花で思い出すのが、池波正太郎の小説「仕掛け人藤枝梅安」。
主人公・藤枝梅安が石榴(ざくろ)の花を見て、相棒の彦次郎に「彦さん、私はあの花があまり好きではないのだよ」というセリフがあります。
梅雨時の曇天に朱色が毒々しく映える様子を、殺し屋の梅安は血を連想したのかも知れません。

  

下は、登録文化財・野田市民会館(旧茂木邸)。 

 

大正13年(1924年)頃に建てられた野田市の醤油醸造家・茂木佐平治の家。
昭和31年(1956年)、当時の野田醤油株式会社を経て、市に寄贈され、市民会館としてオープンしました。
趣のある母屋・茶室・庭園などからなっています。

房総の村
野田市民会館(野田市ホームページ)

取材日:2013.6.30

 

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「ボテキンパラダイスかわら版」
Vol.58 2013.7.1発行
制作/高森春恵
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