Vol.76 春の妖精

カタクリの花を間近で見たのは初めてです。
妖精とはよく言ったもので、なるほど何とも言えない不思議な花です。
花は思っていたより大きいので、結構迫力があります。
くるっと花びらが反り返ったのが、逆さまのホオズキみたいです。

見に行った感想・・・一生に一度は見ておくべき、感動的な光景!!

  

三毳山は万葉集にも読まれた風趣豊かなな山です。
下毛野 美可毛の山の小楢のす ま麗し児ろは 誰が筍が持たむ
( しもつけの みかものやまの こならのす まぐわしころは たがけたもたむ)
みかも山の楢の木の若葉のように美しい女性は、誰の食器を手にするのだろうか?
誰の食器を手にするのだろうか、というのは誰の妻になるのだろうか、の意。

昭和58年、三毳山の北斜面1.5ヘクタールにカタクリの群生が確認されました。
昭和62年には、このカタクリの群生が市の天然記念物に指定されました。
現在はみかも山公園・カタクリの里として市民に親しまれています。

  

辺りは後山の風景が広がっています。
桜の花も開きはじめていました。
(2014.3.29)

 

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「ボテキンパラダイスかわら版」
Vol.76 2014.4.1発行
制作/高森春恵
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