013 丸髷(まるまげ)<勝山系>
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姉様新シリーズ「江戸姉様結髪100選」
丸髷(まるまげ、まるわげ)
丸髷は、島田髷と並び日本髪結髪の代表格といえる形
芝居や時代劇などで最も目にするお馴染みの髪型です
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※画像出典 コトバンク |
※画像出典 ポーラ文化研究所 |
丸髷は、幅広い年代の女性に結われました
特に、既婚女性のと言えば丸髷と言うくらい、定番の髪型になり、
結婚すると皆丸髷に結いました
若い人ほど髷は高く大きく、中年になると小ぶりに結い、隠居するとごく小さく結いました
但し、上方では丸髷が主流になった以降も、丸髷のことを勝山髷と呼んでいたそうです
上方で丸髷を結うのは専ら雇い女で、主婦は両天簪か勝山髷にしていました
どこがその境界線かというと、岡崎〜豊橋あたりだと調べた人物(喜多川守貞)がいました
※喜多川守貞:江戸時代後期の絵師
京都・大阪・江戸の風俗・事物を『守貞漫稿』を書き残した
勝山髷から丸髷になり、この髪型は昭和の初めまで結われました
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標準的な丸髷(中年増のおかみさんふう)
濃い紫の鹿の子と帯。亀の柄が粋。
丸髷が続きます
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参考資料
日本服飾史 https://costume.iz2.or.jp/
風俗博物館 https://www.iz2.or.jp/
江戸の日本髪 https://www.edononihongami.com/
ポーラ文化研究所 https://www.cosmetic-culture.po-holdings.co.jp/
日本髪の歴史 https://www7a.biglobe.ne.jp/~ee-kimono/kami.html
国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/ja/
文化遺産オンライン https://bunka.nii.ac.jp/
文化デジタルライブラリー https://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/
美・日本髪 Nihongami from Japan 林照乃 作品集 https://nihongami.blogspot.com/
さがユウの平々凡々ブログ 御台所の髪型一覧(大奥豆知識)より https://ameblo.jp/sagarasousi/entry-12703260647.html
メタボンのブログ https://ameblo.jp/1480sn/
時代や http://jidaiya-kyoto.com/
山田かつら https://yamada-katsura.com/
有限会社太陽かつら店 http://www.taiyokatsura.jp/taiyokatsura2.html
参考文献
『日本髪型 伝統の美 櫛まつり作品集』 京都美容文化クラブ(平成13年(2001年)6月・2刷)
『江戸結髪史』 金沢康隆著 青蛙房刊(昭和46年(1971年)4月2刷)
日本結髪278種 廣瀬辰五郎著 主婦と生活社
結髪全集 人形美術協会
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2024.09.01
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