03 仙台姉様(宮城県)

↓あでやかな仙台姉様 左:おいらんはかんざしが左右4本ずつ
右のかむろは左右3本ずつ
花魁はゴージャスに、かむろは可愛らしく(かむろといっても形は花魁の小タイプ)

 

↓日本玩具博物館収蔵の仙台姉様

仙台姉様は、おいらん姉様とか、おいらんびなとも呼ばれていたそうです
流行の最先端ファッションは遊女から始まりました
女児や娘たちがゴージャスなヘアアクセサリーにさぞ憧れたことでしょう

 

↓日本郷土人形研究会発行の『姉様』表紙は仙台姉様をモデルにした木版画
錦絵刷り師 関岡扇令氏監修のもと、一門の川島秀勝氏がこの本のために三枚の木版を手がけました

 

↓写真から実物大の型紙をトレースします。試行錯誤の上、顔を作ってみる・・・

 

てんこ盛りのかんざしが特徴の仙台姉様
城下町だけあって、繁栄の様子が偲ばれます
こけし処の宮城県だけあって、顔はもろこけしですが、不思議とマッチしています
それにしても顔の描いてある姉様は、めちゃくちゃ難しいです  
実物の表情には到底届きません・・・

2020.01.01

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